こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
「昨日のデートは盛り上がったのに、なぜかお断りが来てしまった」
「気が合っていたはずなのに交際終了になった」
そんな経験、一度はありませんか。仮交際中のコミュニケーションについてご相談をいただくとき、多くの方が「何がいけなかったのか、さっぱりわからない」とおっしゃいます。
実は、交際終了の理由のほとんどは、明らかな失礼や失敗ではありません。良かれと思って発した何気ない一言、よかれと思ってした行動の中に、お相手の心を「スンッ…」と冷めさせる違和感が潜んでいることがほとんどです。
今回はそのパターンを具体的に掘り下げながら、本当に距離が縮まるコミュニケーションとは何かをお伝えしていきます。
「自分に興味を持ってもらえていない」——仮交際終了の根底にあるもの
仮交際がうまく進まない理由として、「距離が縮まらなかった」「自分に興味を持ってもらえていない気がした」「熱量の差を埋められなかった」といった声は、婚活の現場でとても多く聞かれます。
共通しているのは、「会話はあったのに、心が動かなかった」という感覚です。
ここで重要なのが、男女の気持ちの温まり方には大きな差があるということ。多くの場合、男性はお見合いでいいなと感じた瞬間から気持ちが一気に加速しますが、女性は「まずどんな人か確かめてから」と、慎重に関係を積み上げていくタイプが多い傾向にあります。この温度差を無視して先へ進もうとすると、女性の心の「シャッター」が静かに閉まってしまうのです。
では具体的に、何が「シャッターを閉める」引き金になるのでしょうか。
「私たちって同じですね」の連発が、かえって距離を生む理由
お相手との共通点を見つけることは、婚活の基本テクニックとしてよく知られています。好きな食べ物や趣味が一致したとき、「そこも同じだ!」と喜ぶのは自然なことです。でも、この言葉を多用しすぎると、意外にも逆効果になることがあります。
よくあるのがこんなケース。
お相手が「映画を観るのが好きで、休日はよく一人で映画館に行くんです」と話すと、男性側が「僕もそうなんです!全く同じですね」と即座に返す。一見、共感を示しているように見えますが、女性が心の中で感じているのは「でも、どんな映画が好きなのか、なぜ一人で観に行くのか、聞いてもらえなかったな」という物足りなさです。
まだ共通点の糸口しか見つかっていない段階で「同じ」で括ることは、実は相手を深く知ろうとする努力を省略しているのと同じです。
映画が好きでも、物語の構成に引かれる人もいれば、日常から切り離される時間として楽しんでいる人もいる。その「なぜ」を聞かれてこそ、人は「自分のことをちゃんと見てくれている」と感じます。「同じだね」ではなく「もう少し詳しく教えてほしい」のひと言が、同じ答えよりずっと心を動かすのです。
褒めているつもりが「品定め」に聞こえてしまうとき
お相手を褒めることも、コミュニケーションの大切なスキルです。ただ、褒め方によっては喜びどころか不快感に繋がってしまうことがあります。
その典型が、身体の特定部位をピンポイントで褒める「パーツ褒め」です。
「肌がきれいですね」「目が大きくてかわいいです」「今日のネイルも素敵です」——こうした言葉を毎回のように言われると、褒められているはずなのに「じろじろ観察されている」「評価されている」という感覚が生まれることがあります。
多くの女性にとって、おしゃれやスキンケアは誰かにジャッジされるためではなく、自分自身のためにしていることだからです。品評会のような視線は、初対面に近い段階ではとくに警戒心を引き起こしやすい。
逆に「一緒に歩いていて楽しい」「あなたと話すと不思議と落ち着く」のような、自分の感情を素直に伝える言葉のほうが、はるかに心に届きます。外見の評価ではなく、そのときどきに感じた自分の気持ちを伝えること——これが「褒める」ことの本来の意味だと、私は思っています。
また、これと少し似た話として「作為が透けて見える」コミュニケーションも、お相手を萎えさせる要因になります。デート中に「今日聞こうと思っていた質問リスト」が見えてしまったといった話や、デートの話題やタイムスケジュールが管理されているような流れを感じて台本通りに話が進んでいるような気がしたとという報告もこれまでにありました。
相手に不快感を与えないためという誠実な意図から準備したとしても、それがそのまま相手に伝わると「自分と向き合っているのではなく、こなされている」と感じる人もいます。
準備は大切ですが、それを「気づかれないようにする」ではなく、「目の前の相手と一緒に会話を作っていく」感覚を持てるかどうかが、差になってくるんですね。
「役割」と「依存」の言葉が、結婚観のズレを一瞬で露呈させる
交際が進んでくると、少しずつ結婚後の生活についての話題も出てきます。そのとき、思わず出てしまいがちな言葉に注意が必要です。
たとえば「自分はお金の計算が苦手なので、家計管理はお任せします」や「正社員で働かなくてもいいので、家事はお願いします」といった、役割をあらかじめ決めつけるような発言です。
言った本人に悪意はなく、むしろお互いの苦手なところを補い合っていくつもりなのですが、受け取った側が感じるのは「すべての責任を押し付けられる重さ」や「最初から自分の意見を考慮されていない違和感」だったりします。
現代の結婚は、一方がもう一方を支えるというより、二人で未知の未来を一緒に切り拓いていく対等なパートナーシップです。最初から役割を固定してしまうことは、お互いの自由を奪い、相手に重荷を押し付けることにもなりかねません。
「自分は〇〇するから、あなたは△△をして」という言葉より、「どんな役割分担にしたらうまく生活ができるかな」という問いかけのほうが、ずっと豊かな会話が生まれます。条件の確認作業に終始するのではなく、未来を一緒に想像するような言葉を意識してみてください。
テクニックより「目の前のこの人」を見ること——成婚する人の共通点
ここまでいくつかのNGパターンをお伝えしてきましたが、「では何を言えばいいのか」というテクニックに飛びつくのは、少し待ってほしいのです。
婚活本やSNSには「モテるワード」が溢れています。でも実際のところ、言葉の意味を決めるのは単語ではなく、その背後にある「この人のことを本当に知りたい」という気持ち、そしてそれまで少しずつ積み重ねてきた信頼関係です。
成婚退会されたある会員さまのエピソードが忘れられません。
ある日、彼女の手料理を初めて食べて、彼が思わず「意外にもこんなに料理できるんだね!」と言ったそうです。言葉だけ見れば上から目線とも取れる一言です。でも彼女はそれを聞いて、「最高に嬉しかった」とにこにこしていました。なぜなら、その頃の二人にはお互いの弱みも強みも包み隠さず話せる、深い安心感があったからです。信頼があるからこそ、不器用な言葉も「愛」として届いた例だと思います。
マニュアル的な正解を探すより、目の前のお相手が今何を感じているか、どんな言葉に反応したか、どのときに表情が和らいだかを丁寧に観ること。そして、自分の正直な気持ちを飾らずに伝えていくこと。それが遠回りのようで、いちばん確実に成婚へ近づく道だと、私はこれまでの活動を通して確信しています。
JOYマリッジ.comでは、日々のやり取りで感じたモヤモヤや、うまく言語化できない違和感を一緒に整理しながら、「あなたらしい伝え方」を一緒に考えていきます。
婚活中、自分を責めてしまう瞬間ってありませんか。 でも、うまくいかない理由には必ず原因があります。一緒に見つけていきましょう。 JOYマリッジ.comでは、あなたの気持ちに寄り添いながら、前へ進むお手伝いをします。






