こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
「婚活やめて良かった」という体験談、最近ますます目にするようになりましたよね。SNSでも検索結果でも、婚活から離れたことで気持ちが楽になったという声があふれています。
婚活に疲れている時にその言葉を見ると、「私もやめたら楽になれるのかな」とほっとするような気持ちになるのは、ごく自然なことだと思います。
ただ、その言葉を真に受けて決断する前に、一度立ち止まって考えてほしいことがあります。今日の記事では、カウンセラーとして多くの方の婚活に携わってきた私が、「やめて良かった」という声の正体と、その言葉とどう向き合うべきかをお伝えします。
「婚活やめて良かった」という声が広まる本当の理由
まず知っておいてほしいのは、ネットやSNSで見かける婚活体験談には、ある大きな偏りがあるということです。
婚活をやめた人の中で情報発信をするのは、やめたことで何らかのポジティブな変化を感じた人がほとんどです。「やめたけど特に何も変わらない」「やっぱり後悔している」という人は、わざわざそれを書こうとは思いません。うまくいかなかった経験や、後悔の気持ちは、表に出てきにくいんです。
成功体験や解放感は拡散されやすく、後悔やもどかしさは発信されにくい。これは婚活に限らず、SNSの情報全般に言えることです。
婚活のご相談を受けていると、「ネットでやめた人の体験談を読んで、自分もやめようかと思って…」とおっしゃる方がよくいます。でも少し話を掘り下げていくと、「本当はまだ結婚したい気持ちがある」「ただ今の疲れから逃げたかっただけかもしれない」と気づかれることが多いんです。
「婚活やめて良かった」という声は確かに事実です。その人にとっては本当にそうだったのでしょう。でも、その体験が自分にも当てはまるかどうかは、別の話なんです。
「やめて良かった」が本当に正解だったケース、そうでないケース
では、婚活をやめることが本当に良かったのはどんな場合でしょうか。カウンセラーとして見てきた経験から整理してみます。
やめて良かったと言えるケースは、そもそも結婚に対する自分の気持ちが定まっていなかった場合や、周囲のプレッシャーに押されて始めてしまった場合です。「本当はまだ一人でいたい」「今のライフスタイルを変えたくない」という気持ちが本音であれば、婚活を休んで自分と向き合うことには意味があります。
また、精神的にも身体的にも限界を超えていて、まず回復が必要な状態であれば、一時的に休むことは正しい判断です。無理に続けても良い結果にはつながりません。
一方、やめない方が良いケースが多いのは、「結婚はしたいけど、今の疲れが辛い」という場合です。これは婚活そのものをやめるべき状況ではなく、方法や活動量を見直すべき状況です。でも多くの方が、疲れのピークに「もうやめたい」という気持ちになってしまい、本当の気持ちと混同してしまいます。
婚活とはそもそも、初めて会った方と成婚まで行く方はほんの一握りどころか、ほとんどそんな方はおらず、うまくいかない経験の積み重ねの上に成立するものです。お見合いで断られる、交際が続かない、思うようにいかない。そういった経験が続くと誰でも消耗します。でも、その消耗感を「もうやめるべきサイン」と解釈するのは早計なことが多いんです。
「もう疲れた」と感じた時、私がまず聞くこと
婚活のご相談を受けていて「疲れちゃいました」「やめようかと思って」というお話をいただいた時、私が最初に必ずお聞きすることがあります。
「疲れているのは、婚活そのものですか?それとも今の方法やペースですか?」
この二つは、一見似ているようで、まったく違う問題です。
婚活そのものに疲れているなら、確かに休む必要があるかもしれません。でも婚活のご相談を受けていると、ほとんどの場合、疲れているのは今の方法や無理なペースであって、結婚したいという気持ちは変わっていないことがほとんどです。
たとえば「毎週お見合いをしていてしんどい」という方には、まずペースを落とすことを提案します。「断られるたびに落ち込んで辛い」という方とは、断られることへの受け止め方を一緒に整理します。「活動を続けているのに全然結果が出ない」という方には、プロフィールや戦略を見直す提案をします。
やめることが正解になる前に、試せることがたくさんあるんですよね。
もう一つ聞くことがあります。「10年後の自分が、今の決断をどう思うと思いますか?」
これは答えを急かすための質問ではありません。疲れているときは視野が狭くなりがちで、「今すぐ楽になること」だけに意識が向いてしまいます。でも結婚したいという願いは、10年単位で考えるべきことです。今の疲れを逃れることと、10年後に後悔しないこと、どちらを優先すべきかを、少し距離を置いて考えてほしいと思っています。
婚活をやめる前に確認してほしいたった一つのこと
最後に、一番伝えたいことをお話しします。
婚活をやめようか迷っている方に確認してほしいのは、「やめたい気持ち」の正体が何なのかということです。
婚活に疲れた → やめたい、という流れで感じている「やめたい」は、多くの場合「今の状態から逃げ出したい」という気持ちです。これは人間として当然の感情で、否定するものではありません。
でも「逃げ出したい」という感情と「やめるべきだ」という判断は、別のことです。
受験勉強が辛くて「もう受験やめたい」と思うことがありますよね。その気持ちは本物です。でも、やめた瞬間に楽になる反面、志望校への夢は諦めることになる。婚活も同じ構造があります。やめた瞬間は確かに楽になります。でも「素敵なパートナーと結婚したい」という願いは、そのまま残ったままです。
逆に言えば、婚活を続けて成婚に至った方が「婚活して良かった」とはあまり言いません。「結婚できて良かった」と言うんです。結婚という目標を達成した瞬間、それまでの苦労はどうでもよくなるほどの喜びに包まれるからです。
だから聞いてほしいのは、「やめたら楽になれるか」ではなく、「本当に結婚を諦めていいか」ということです。
答えが「まだ諦めたくない」なら、やめることは早い。そして今の疲れは、方法を変えることで解消できる可能性が高い。まずその可能性を探してみてください。
婚活って、頑張りが報われないと感じる瞬間がありますよね。 でも、その経験は決して無駄じゃありません。 JOYマリッジ.comでは、これまでの活動も含めて丁寧に整理しながら、あなたに合ったサポートをしていきます。まずはお気軽にご相談ください。






