結婚しないと決めたライフプランを30代で見直した男性の話|男性版クロワッサン症候群

こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。

結婚の価値を信じるようになったのは東日本大震災の被災経験から

とあるメディアの取材を受け、担当してくださった男性の記者の方(以下、Mさん)から、開業の経緯を聞かれました。

私は「東日本大震災で被災したことが大きく影響しています」とお話しました。当時、岩手県の内陸に住んでいたので、命の危険にさらされることはなかったけれど、それでも続く不便な生活と心細さの中で、夫がいてくれること、息子がいてくれることが、どれほど心の支えになったか。
あの経験があったからこそ、私は結婚の価値を心の底から信じるようになりました。

また、少子高齢化や未婚化、孤独死のリスクなど、結婚するカップルが減っていくことで生まれる社会問題に、微力ながら向き合っていきたい——そんな思いもお伝えしました。

元警察官の記者さんが「婚活を決意した」理由

Mさん、実は以前は警察官をされていたそうです。20代半ばに一度結婚されたものの、価値観の違いから離婚を経験し、「もう結婚しなくてもいいかな」という気持ちになったんだとか。その後はお付き合いする女性がいても「結婚するつもりはない」と最初から伝えていたそうで、おひとり様として生きていくつもりで7~8年過ごされていたと言います。

ところが30代半ばを過ぎたころ、「このまま一人でいていいんだろうか。年老いたとき、ひとり寂しくなるんじゃないか」という気持ちが湧き上がってきて、婚活を決意されたそうです。

警察官時代に孤独死の問題を、一般の私たちよりもずっと身近に目にしてきた方だからこそ、私が開業の経緯でお話しした内容に「本当にそうですよね」と深くうなずいてくださいました。

夫婦であっても、どちらかが先に亡くなり、片方が残される。子どもがいるかも分からないし、いたとしても離れて暮らしていることだってある。あらゆるパートナーシップを以てしても、孤独死の問題がゼロになることはないかもしれません。それでも、そのリスクがかなり軽減されるのは確かなんですよね。

大事なのは「死後」よりも「生きている間」のこと

孤独死の問題は確かに深刻です。
でも、私がもっと大切だと思っているのは、生きている間のことです。

人間は社会的な動物で、コミュニケーションの中で生きています。年老いて孤独に生きるというのは、現役世代の私たちが想像するよりも、はるかに寂しさが深いのではないでしょうか。仕事をリタイアした後、特に男性は「自分が生きる意味」を見失いがちだと言われています。
この人のために生きようと思える、まさに「生き甲斐」になる人が隣にいることは、人生を豊かにするうえでとても大事なことだと思います。

実際、厚生労働省の人口動態調査をもとにした研究では、配偶者の有無が男性の寿命に大きく影響することが示されています(女性の場合は差が小さい傾向があります)。背景にある要因はさまざまで、食生活や健康への関心、精神的なサポートなど複合的なものです。でも、それも含めて「パートナーがいること」が男性にとって生きる力になっているという事実は、結婚の価値を改めて考えさせてくれます。

20代に立てたプランは、20代の考えで作ったもの

私は以前から「クロワッサン症候群」に陥らないよう、女性に向けて発信してきました。

結婚よりキャリアを優先してきた女性が、年齢を重ねるにつれて「このままでいいんだろうか」と揺らぎ始める現象のことです。女性はキャリアと家庭、出産というものを時に選択しなければならないこともあるので、こういった現象が表面化しやすい側面があります。

でも、今回Mさんとの対話を通じて改めて感じたのは、この現象は女性だけの話ではないということです。

Mさんがまさにそうです。20代の自分が「離婚も経験したし、もう結婚しなくていい」と決めたプランが、30代半ばを過ぎたころに揺らいできた。これは珍しいことでも、弱さでもなく、人間として自然なことだと思います。

働き盛りの20代・30代、野心に溢れてキャリアアップにフォーカスするのは当然のことです。でも40代が近づいてくると、リタイア後のライフプランが頭をよぎるようになる。「おひとり様で生きていく」と決めていた気持ちに揺らぎが出てきて、じわじわと不安が募ってくる——そういう方が実は、とてもたくさんいらっしゃいます。

ライフプランは1度決めたら、ずっと同じとは限りません。今の選択や決断が、10年後・20年後の自分にとっても同じ正解かどうかは、誰にも分からない。だからこそ、心のどこかで「プランはアップデートしていいんだ」という意識を持っておいてほしいのです。

Mさんは、婚活を決意してからは周囲に「俺は婚活してるよ!」と積極的にアピールしまくって、周囲のみんなが「彼は婚活がんばっているんだな」と理解をしてくれていたそうです。周囲の応援もあってか、価値観が合って一緒にいて居心地のいい女性と出会い、結婚されたそうです。本当におめでとうございます!

20代で立てたプランは、20代の自分が描いたものです。それが変わることは、決して失敗でも挫折でもない。人生と同じように、ライフプランも成長していくものだと、私は思っています。

JOYマリッジ.comは「苦労半分、幸せ二倍。一緒に笑って一緒に泣く」というパートナーシップの理想を掲げています。

結婚の価値を心から信じる私から、ひとつだけお伝えさせてください。

10年後・20年後、あなた自身の選択に感謝するか、後悔するかは分からない。でも今がどんな気持ちであったとしても、「生涯のパートナーを持つ」という選択肢を人生から消さないでいること——それは、今よりさらに豊かな未来への可能性を残しておくことだと、私は思っています。

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