こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
これまで日本では、東日本大震災後の「震災婚」や新型コロナウイルス感染症拡大後の「コロナ婚」といった現象が注目されました。社会全体が混乱し不安定な状況になった時、人は誰かと一緒にいたいと強く感じ、それが結婚への動機となったのです。これらの現象はブームとして語られることが多いですが、実は私たち一人ひとりの人生においても、同じような心理が働く瞬間があることをご存知でしょうか。
人は不安定な時に誰かと一緒にいたくなる
震災婚やコロナ婚は、社会全体が不安な状況だからこそブームとして取り上げられました。しかし、よく考えてみると、人間は本来、不安定な状態や心細い思いをした時に、誰かと一緒にいたいと思う生き物なのです。これは社会全体の現象に限ったことではありません。
個人の人生においても、年齢を重ねていく中で、仕事をリタイアした時、親しい人を亡くした時、健康に不安を感じた時など、様々な局面で同じような気持ちになることがあります。人生の転機や不安を感じる瞬間こそ、パートナーの存在を強く求めるのは自然な感情なのです。
実際に、IBJの調査データを見ると、結婚相談所の入会者数は社会的に不安定な時期に増加する傾向があります。特に新型コロナウイルス感染症の拡大期には、20代の入会者が約2.5倍、30代は約1.8倍に増加しました。これは、対面での出会いの機会が減少したことだけでなく、将来への不安が結婚への意識を高めたことも大きな要因と考えられます。
今は自由でも、年齢が変われば孤独かもしれない
現在、仕事に忙しい日々を送っている方にとって、帰宅後の時間や休日は自由そのもので、とても充実しているように感じられるかもしれません。一人の時間を満喫し、趣味に没頭し、好きなことを好きな時にできる生活は確かに魅力的です。
しかし、ライフステージが変わった時のことを想像してみてください。10年後、20年後、定年退職した後、あるいは親を亡くした後。その時も同じように「自由」を感じられるでしょうか。もしかすると、その時には自由ではなく「孤独」と感じるかもしれません。
こども家庭庁の調査によると、出会いの場所・機会がないことを結婚へのハードルとして挙げる人は、20代社会人で29.0%、30代社会人で34.1%となっています。年齢を重ねるにつれて、自然な出会いの機会は減少していく傾向にあります。今は一人でも充実していると感じていても、将来の自分がどのような状況に置かれるかを考えてみることは重要です。
婚活を始めるべきタイミングを見極める
震災やコロナといった社会全体の不安定な状況だけでなく、個人の人生においても結婚を意識するタイミングがあります。それは必ずしも危機的な状況である必要はありません。むしろ、将来に対して冷静に考えられる今こそが、婚活を始める最適なタイミングかもしれません。
結婚は人生の重要な選択肢のひとつですが、結婚相談所での活動を通じて感じるのは、早めに行動を起こした方ほど、より多くの選択肢の中から理想のパートナーを見つけられるということです。年齢が上がるにつれて婚活市場では選択肢が限られてくるのが現実です。
また、結婚への意識調査を見ると、未婚者の約8割は「いずれ結婚するつもり」と答えています。つまり、多くの人が結婚を希望しているにも関わらず、実際に行動に移せていないのが現状なのです。この gap を埋めるためには、適切なタイミングで婚活をスタートすることが重要になります。
将来の不安を感じてから婚活を始めるのではなく、今の充実した状況だからこそ、冷静に自分の将来を設計し、理想のパートナーとの出会いを求める。そのような前向きな姿勢で婚活に取り組むことで、より良い結果に繋がりやすくなります。
社会全体が不安定になった時だけでなく、個人の人生においても「誰かと一緒にいたい」と感じる瞬間は必ず訪れます。その時になって慌てて行動するのではなく、今のうちから将来に向けた準備を始めてみませんか。結婚相談所は、そんなあなたの想いを形にし、理想の未来への最短距離をサポートいたします。


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