こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
結婚相談所に入会するまで、積極的に女性と交流する機会が少なく、どちらかというと受け身だった男性が、入会後に想像もしなかった反響を得ることがあります。プロが撮影した好印象のプロフィール写真と、整った清潔感のある装いで活動を始めると、これまで経験したことのないほど多くの女性からアプローチを受けるようになるのです。
このような「突然のモテ期」は、本来であればとても喜ばしいことです。あなたの持つ魅力がしっかりと伝わり、多くの女性の関心を集めているという証だからです。しかし、こうした状況が続くことで、かえって決断できなくなり、成婚という本来のゴールから遠ざかってしまう男性が少なからず存在するのです。
お見合いと仮交際を繰り返すだけで進展しない男性の特徴
突然のモテ期によって婚活が進まなくなるとは、どういった状況なのでしょうか。具体的には、真剣交際のステージに進むことなく、お見合いと仮交際のサイクルを延々と繰り返してしまう状態を指します。
こうした男性の行動パターンには共通点があります。多数届く申し込みの中から魅力的だと感じる女性を選んでお見合いを設定し、さらに自分からも積極的に申し込みを行います。お見合いへの姿勢は非常に前向きで、その中から相性が良さそうだと感じた女性と仮交際へと関係を進めていきます。
私がいつもお伝えしているのは、仮交際では複数の方と同時進行することが基本だということです。ただし、それはあくまでも真剣交際がうまくいかなかった場合に備えてのリスク回避策です。ところが、モテ期を楽しんでいる男性の同時進行は、リスク管理というより、単純に選択肢の多い状況を満喫しているように見えてしまうのです。
素敵な女性と仮交際の関係になったとしても、並行して新しいお見合いを続け、仮交際のお相手を次々と入れ替えていく。本来、仮交際はお互いをより深く理解し合い、真剣交際へ進むべきかを見極める重要な時間です。けれども、モテ期を謳歌している男性は「真剣交際になると一人に絞らなければならない」という考えに縛られ、複数の女性とのデートを楽しむことを優先してしまうのです。
結婚という本来の目標を見失っていませんか
こうした状況に陥っている男性に、私は正直に尋ねたいと思います。そもそも、あなたは何のために結婚相談所に入会したのでしょうか。
結婚するためではなかったですか?仮交際という段階で多くの女性と出会いを重ねることが目的だったのでしょうか?もちろん、そんなはずはありませんよね。
お見合いに対する積極的な姿勢は、とても素晴らしいことです。しかし、最も大切な「結婚」という目標を忘れてしまっては、その積極性も意味をなしません。
結婚相談所に入会した理由は、紛れもなく「結婚」のはずです。それなのに、予期していなかったモテ期の到来によって、いつの間にか軸がぶれてしまっているのではないでしょうか。
たくさんの選択肢があることは確かに恵まれた状況です。ですが、選択肢が増えすぎると、かえって決められなくなるという心理現象があります。これは「選択のパラドックス」と呼ばれるもので、結婚相談所でのモテ期も、まさにこの状態を引き起こしているのです。
データで見る成婚者の特徴と行動パターン
婚活において本当の成功とは何でしょうか。それは、多数の女性とお見合いを重ねることでも、何人もの方と仮交際することでもありません。あなたにとって最良のパートナーとなる、たった一人の女性と出会い、結婚することです。
2024年のIBJ成婚白書のデータを見ると、成婚に至った方々は在籍期間が約9ヶ月、交際期間が約4ヶ月という比較的短い期間で決断しています。これは、明確な目標を持ち、本気で結婚を考えて活動してきた結果だと言えます。
モテ期という状況に流されそうになったときこそ、原点に立ち返ることが必要です。なぜ結婚相談所に入ったのか、どんな人生を送りたいのか、どんな女性と人生を共にしたいのか。これらをもう一度じっくりと考えてみてください。
自分自身の目的をカウンセラーとともに確認し直し、人生のパートナーとなるたった一人の女性を探しているのだという原点を忘れずに、婚活を進めていただきたいのです。
モテ期は確かに嬉しい体験です。ですが、それに心を奪われることなく、「結婚」という本来の目的に向けて一歩一歩確実に進んでいくこと。それこそが、真の婚活成功への道筋なのです。


