こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
仮交際で「早すぎる」と感じるのは、あなただけじゃありません
結婚相談所には「交際3ヶ月ルール」というものがあります。お見合いの日から3ヶ月以内に成婚を目指しましょう、というものなんですが、会員さんとお話ししていると「短すぎませんか」「そんな短期間で結婚なんて決められません」というお声を本当によくいただきます。
特に、仮交際でまだ数回しかデートしていない段階で真剣交際への打診を受けると、多くの方が戸惑ってしまうんですよね。「まだこの人のことをよく知らないのに」「もっと時間をかけたい」という気持ち、すごくよく分かります。
でも、ひとつ面白いデータがあるんです。
IBJ結婚みらい研究所が2026年に公開したデータによると、交際日数が120日を境に、成婚への熱量がだんだん冷めていく傾向があるそうです。成婚された19,112名の活動実績をもとにした調査なのですが、時間をかければうまくいくというわけではなく、「もう少し時間をかければ」という先延ばしのほうが、結果的にご縁を逃す原因になりやすいことが分かっています。
つまり、「早い」と感じることと、「決断が間違っている」ことは、まったくの別物なんです。むしろ、環境や状況がちゃんと整っているからこそ、決断のタイミングが早く訪れているとも言えます。焦らなくていいので、その事実だけ、心のどこかに置いておいてもらえたら嬉しいです。
男性が早く、女性がためらう。それは温度差じゃなくて順番の違い
以前サポートしていた30代の女性会員さんのお話をさせてください。彼女は、お見合いから3回ほどデートを重ねたお相手から、真剣交際への打診を受けました。
「3回会っただけで真剣交際なんて、考えられるものなんですか…お互いのこと、まだよく知らないのに」
彼女はそう言って、しばらく返事を保留にしていました。お相手はとても誠実で、条件的にも申し分のない方だったのですが、気持ちが追いつかないまま話が進んでいくことに戸惑っていたんです。
そのとき私がお伝えしたのは、「男性は、可愛い、楽しい、好き、結婚したい、って気持ちが動くスピードがとにかく早いことが多いんです。それに女性側が付いていけなくて、少し時間がかかるのが、ほとんどのカップルがたどる道なんですよ」ということでした。
これは、女性が慎重すぎるという話ではまったくありません。男女で、気持ちの立ち上がり方の順番が違うだけなんです。彼女は後日、「真剣交際イコール絶対結婚、というわけじゃなくて、1人と向き合っていくフェーズなんだと分かったら、すごく気持ちが軽くなりました」と話してくれました。
真剣交際は、ゴールではなくスタートです。仮交際が「誰がベストパートナーなのか、他の方と比べながら見極めていく時間」だとすれば、真剣交際は「1人に向き合って、お互いをもっと深く知っていく時間」への切り替えなんです。ここがごちゃまぜになってしまうと、「早すぎる」という感覚だけが先に立ってしまうんですよね。
「この人との結婚」に戸惑うのか、「3ヶ月という期間」に戸惑うのか
決断できずに悩んでいるときこそ、一度、2つに分けて考えてみてほしいんです。
戸惑っているのが「この人と結婚すること」なのかそれとも「3ヶ月という期間の短さ」なのか、ということです。
この2つ、似ているようで実はまったく別の悩みなんです。もし戸惑いの正体が後者、つまり「期間の短さ」だとしたら、それは相性の問題ではなくて、これまでの人生になかった急展開に対する、単なる戸惑いであることがほとんどなんですよね。
結婚がしたくて結婚相談所に入会したはずです。その夢が叶おうとしているタイミングで、期間の短さへの戸惑いだけで、大切なご縁を手放してしまうのは、本当にもったいないと思うんです。
もちろん、仮交際の段階でデートの回数があまり重ねられなかった場合は、3ヶ月より少し延びることもあります。傾向としては、交際期間4ヶ月ほどで成婚に至る方が多い印象です。3ヶ月から6ヶ月までは延長も認められていますが、気持ちが動いているうちに関係を深めていくほうが、結果として良い流れにつながりやすいと感じています。
仮交際のうちから、週1回のデートだけに頼らず、平日の夜に短時間でも会う時間をつくったり、LINEのやり取りやビデオ通話を重ねたりするのもおすすめです。会う回数や時間の長さよりも、「結婚後の生活」を具体的にイメージできる会話を積み重ねられるかどうかが、気持ちが追いつくスピードを後押ししてくれるように思います。
違和感の積み重ねは交際終了のサイン、漠然とした「まだ早い」は前進のサイン
もうひとつ、ぜひ知っておいてほしい視点があります。
「違和感」と「戸惑い」は、似ているようでまったくの別物だということです。
会話がなかなか弾まず、気まずい沈黙が何度も続くというような、はっきりとした違和感が積み重なっているなら、それは交際終了を考えるサインかもしれません。実際、その違和感をやり過ごしながら交際を続けても、なかなか前に進まないケースを何度も見てきました。
一方で、「この人しかいない」という思いはちゃんとあるのに、「3ヶ月」という期間の重みだけに気持ちが引っ張られてしまう場合は、話がまったく違います。それは相性の問題ではなく、これまでの人生になかったスピード感への、単なる戸惑いであることがほとんどなんです。
以前、デートを重ねるたびに会話が途切れて気まずくなる相手について悩んでいた会員さんが、「ここから回復することがないような気がします」と話してくれたことがありました。彼女はそのまま交際終了を選びましたが、それは違和感の積み重ねという、はっきりしたサインに基づいた判断でした。
「まだ早い気がする」という漠然とした感覚と、「どうしても違和感が拭えない」という感覚は、似ているようで、実は正反対の場所にあるんです。前者は前進のサイン、後者は立ち止まるサイン。そんなふうに捉えてみると、ご自身の気持ちが少し整理しやすくなるんじゃないかと思います。
人生の大きな決断を前にして、戸惑いが生じるのは当然です。でもそれを必要以上にマイナスに捉えて、お相手との交際に対して後ろ向きになってしまわないようにしてください。
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