婚活中の皆さんに私自身の結婚ストーリーをお話しします。特別な出会いや運命的なエピソードではなく、ごく普通の出会いと流れですが、それがかえって婚活中の皆さんの参考になるかもしれません。
スタートは「ただの友達」
私が夫と出会ったのは、大学生の頃でした。もともとは別の大学に通うただの友達。同じ静岡県出身であること、そしてお互いお酒好きという共通点があったので、地元に戻る長期休みに1度一緒に飲みに行く程度の関係でした。それ以上でも以下でもなく、お互い恋愛を意識することは全くありませんでした。
でも、会うたびに話が弾み、いつも気楽に過ごせる。これって今思えば「居心地が良い」関係の証拠だったんです。婚活中の方には、共通点がたくさんあることよりも、こうした「一緒にいて自然体でいられる相手」を意識してほしいと思います。
遠距離恋愛でも進んだ関係
大学卒業の間際、ひょんなことから私たちは付き合うことになりました。しかし、付き合った当初から静岡と東北という遠距離恋愛。距離があるからこそ、相手を思いやる気持ちは強くなりましたが、時間もお金も体力も厳しくなるのが現実です。
「遠距離は色々と大変でこの関係を続けられるか分からない」と正直に話した結果、当時の彼(今の夫)は「一緒に住もう」と提案してくれました。遠距離のまま無理に頑張り続けるのではなく、一緒に過ごせる形を模索する姿勢に、私は一層信頼感を抱いたのです。
反対を乗り越えた末に
同棲を決めた私たちでしたが、夫のご両親の反対がありました。「万が一、今後ダメになったらお相手にとって良くない。お前はどう責任取るのか。」と厳しい言葉をいただいたそうです。でも、そこで諦めるのではなく、二人でどうにかしようと話し合いました。
最終的には夫が「じゃあ結婚しよう!」と言い出し、とんとん拍子に結婚が決まりました。社会人になって2年目でまだ若かったので、こんなに早く結婚することになるとは思わず、自分たちにとっても驚きの展開でした。
決して計画的ではありませんでしたが、2人の関係を続けることを最優先にしたこと、困難な状況をキッカケにして好転させる柔軟さ、相手のことを真剣に考えた結果がこの結論に繋がったのだと思います。
婚活中の皆さんへ
私の結婚ストーリーは特別なものではありません。結婚において大切なのは「2人で一緒に乗り越えようとする姿勢」ではないでしょうか?
ただの友達から結婚に至った私の結婚ストーリーですが、若かった事もあり、なんの打算もなく、ただ「好き」と「居心地が良い」だけで結婚してから20年近く続いています。
条件や打算は無く、気が合う相手と一緒に未来を築いていく。それが本当の意味での「理想の結婚」かもしれません。婚活をしている皆さんも、肩の力を抜いて、自然体でいられる相手を探してみてくださいね。
私の経験が少しでもあなたの婚活の参考になれば嬉しいです。