「何人まで同時交際していいの?」という疑問の裏側
こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
結婚相談所での活動を始めると、多くの方が「複数の方と同時に交際するのは精神的に辛い」という悩みに直面します。特に真面目で誠実な性格の方ほど、この悩みを抱えやすい傾向があります。「一度に何人とお付き合いするのが適切なのか」という質問は、カウンセリングで最もよく聞かれる質問の一つです。
実は、この疑問の背景には「相手に失礼になるのではないか」という思いやりの心があります。しかし、その優しさが逆に婚活の妨げになってしまうケースも少なくありません。今回は、複数交際における適正人数と、心の負担を軽くする方法についてお伝えします。
令和6年にこども家庭庁が実施した調査によると、出会いの機会がなかった理由として「自分に自信がないから」と答えた方が57.1%に上っています。また「自分から積極的にアプローチすることが得意ではない」という回答も50.6%となっており、多くの方が婚活において心理的な壁を感じていることが分かります。
なぜ「3人程度」が推奨されるのか|選択の科学
結婚相談所では一般的に、仮交際の人数は3人程度が適正とされています。この数字には、実は心理学や行動経済学に基づいた明確な理由があります。
人間の脳には、情報処理能力に限界があります。選択肢が2つだけでは十分な比較検討ができず、逆に4つ以上になると「選択過剰負荷」という現象が起こり、判断力が低下してしまうのです。3つという数は、この両極端を避けられる最適なバランスなのです。
行動経済学の研究では、現代のマッチングアプリ利用者の多くが、あまりにも多くの選択肢に圧倒されて前に進めなくなっているという報告があります。選択肢が多ければ多いほど良いというわけではなく、適切な数に絞ることで質の高い判断ができるようになります。
また、複数の方と交際することで得られる心理的なメリットもあります。一人の方にだけ意識を集中させてしまうと、もしその方に断られた場合のダメージが非常に大きくなります。しかし、複数の選択肢があれば、一つの関係がうまくいかなくても他の可能性に目を向けることができ、精神的な安定を保ちやすくなります。
IBJの成婚白書のデータを見ると、成婚に至った方は退会した方と比較して、男性で4倍、女性で2.5倍も多くのお見合いを実施しています。これは、複数の出会いを持つことが成婚への近道であることを示す重要なデータです。
罪悪感を手放すための考え方の転換
「それでも、複数の人と同時に会うのは気が引けます」という声は本当によく耳にします。この罪悪感は決して悪いものではなく、相手を大切に思う気持ちの表れです。しかし、その感情をコントロールする方法を知ることで、婚活はもっと楽になります。
まず理解していただきたいのは、仮交際は「恋人関係」とは異なるということです。仮交際は「結婚を前提にお互いを知る期間」であり、言うなれば「お友達関係の発展形」です。複数の友人と食事をすることに罪悪感を感じないのと同様に、仮交際での複数交際も自然なことなのです。
そして重要なのは、相手の方も同じように複数の方と仮交際をしている可能性が高いということです。魅力的な方であればあるほど、他の方からもお申し込みを受けているはずです。つまり、複数交際は結婚相談所における標準的なルールなのです。
JOYマリッージ.comでは、会員さまの心の負担を軽くするために、それぞれの関係性を整理するサポートを行っています。全ての方に同じ時間とエネルギーを注ぐ必要はありません。「今一番気になる方」「もう少し様子を見たい方」「可能性が低いかもしれない方」というように、自分の中で優先順位をつけることで、精神的な負担は大幅に軽減されます。
また、デートの頻度や連絡の頻度も、すべての方と同じにする必要はありません。自分の気持ちの温度に合わせて調整していくことが、誠実な婚活の進め方です。完璧を目指すのではなく、自分らしさを大切にすることが、結果的に良縁を引き寄せることにつながります。
成婚者の多くは平均約9ヶ月の在籍期間で、交際開始から約4ヶ月という短期間で意思決定をしています。これは、心の負担と上手に付き合いながら、効率的に婚活を進めている証拠といえるでしょう。自分の気持ちに正直になり、無理のない範囲で活動することが、成婚への最短距離なのです。
JOYマリッジ.comでは、あなたの気持ちに寄り添いながら、最適な婚活スタイルを一緒に見つけていきます。複数交際に対する不安や罪悪感を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。心の負担を軽くしながら、理想のパートナーとの出会いをサポートいたします。



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