結婚相談所の交際中、いつ手を繋ぐ?スキンシップの適切なタイミング

こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。

結婚相談所で婚活をされている方から、よくいただくご相談があります。それが「交際中のスキンシップ」についてです。

特に男性の会員さんからのご相談が多いのですが、仮交際が成立すると「彼女ができたような気持ちになって、手を繋ぎたい、ハグしたい、キスだってしたい」というお気持ちになるそうです。

お見合いを経て仮交際に進めたということは、お相手の女性も「また会いたい」と感じてくださったわけですから、男性としては期待が高まるのも当然のことですよね。

でも、ここで立ち止まって考えていただきたいことがあります。それは「仮交際はまだ友達の関係」だということです。

今回は、婚活中の距離感とスキンシップについて、カウンセラーの立場から本音でお話しさせていただきます。

「仮交際=お友達」の本質を理解する

最初に押さえておきたいのは、仮交際とは何かということです。

仮交際というのは、お見合いで「この人ともう少し話してみたい」とお互いが感じた時にスタートする段階のこと。この時点では、まだ連絡先を交換したばかりの「お友達」という位置づけなんです。

恋人同士ではありません。

IBJのシステムでは、仮交際期間中に複数の方と同時にお会いすることも認められています。つまり、まだ「この人と結婚する」と決めたわけではなく、お互いを見極めている最中なのです。

ここで気をつけたいのが、この見極め期間中に過度なスキンシップを求めてしまうことです。女性の中には、「まだそういう関係じゃないのに」「軽い人なのかな」「遊び目的?」と不安を感じてしまう方もいらっしゃいます。

せっかく良い印象を持っていただいていたのに、スキンシップのタイミングを誤ったことで関係が終わってしまった…そんな残念なケースも実際にあるんです。

女性側から見た「距離感が近すぎる」という不安

では、女性はどう感じているのでしょうか。

結婚相談所で活動されている女性の中には、これまで恋愛経験があまりない方や、スキンシップに慣れていない方もいらっしゃいます。

そういった方にとって、仮交際の早い段階でいきなり手を繋がれたり、ハグをされたりすることは、想像以上にハードルが高いことなんです。

「まだ心の準備ができていない」「信頼関係が築けていないのに急に距離を縮められて戸惑う」といった気持ちになってしまいます。

さらに、仮交際中は他の方ともお会いしている可能性がある状況です。そんな中で一人の男性から積極的なアプローチを受けると、「他の女性にも同じことをしているんじゃ?」「本当に私のことを真剣に考えてくれているの?」という疑念が生まれることもあります。

良い雰囲気だったはずなのに、スキンシップの取り方を間違えてご縁が途切れてしまう。これほどもったいないことはありません。

どこまでが許容範囲?スキンシップの線引き

具体的に、どこまでが許されるのか気になりますよね。

避けるべき行為

キス以上のスキンシップ ほとんどの結婚相談所では、仮交際段階でのキスは推奨されていません。IBJでは婚前交渉が禁止されており、ルール違反が発覚した場合は成婚料の支払いと強制退会というペナルティもあります。

ハグ 仮交際はまだお友達の段階。友達同士でハグをすることが一般的でないように、婚活の場でも避けた方が無難です。受け入れてもらえないケースが多いのが現実です。

ファーストデートでの手繋ぎ 信頼関係がまだ十分に築けていない段階で距離を詰めすぎると、警戒されてしまいます。

慎重に進めるべきライン:手を繋ぐ

仮交際も後半に差し掛かり、デートを重ねてお互いの距離が縮まってきたと感じる段階なら、手を繋ぐことも選択肢に入ってきます。

ただし、これも相手の気持ちとタイミングが最優先です。

何より大切なのは「相手の気持ちを読み取ること」

スキンシップを急ぐことよりも大切なのは、お相手との距離感をきちんと把握することです。

観察すべきポイント

  • デート中、自然と距離が縮まった時の相手の反応
  • 会話が弾んで、リラックスした空気になっているか
  • 相手から軽いボディタッチ(肩に触れる、腕に触れるなど)があるか

こういった小さなサインを見逃さないことが重要です。

「物足りないくらい」がちょうどいい

私がいつも会員さんにお伝えしているのは、「少し物足りないくらいが最適」ということです。

たとえば、相手も「そろそろ手を繋いでもいいかな」と思っている3回目のデートで、実際には4回目まで待ってみる。

このくらいの慎重さが、結果的に良い関係を築くことにつながります。

自分の気持ちだけが先走って、「仮交際になったから彼女だ!手を繋ごう、ハグしよう」という状態にならないよう、注意してください。

真剣交際になったら変わる距離感

では、真剣交際に進んだらどうなるのでしょうか。

真剣交際は、お互いに「この人だけ」と決めた1対1の関係です。

この段階になれば、手を繋ぐ、ハグ、キスといったスキンシップも、お互いの気持ちが通じ合っていれば自然な流れとして受け入れられるようになります。

ただし、真剣交際になったからといって、すぐに何でも許されるわけではありません。

ここでも重要なのは「お相手の気持ち」です。相手が何を求めているのか、逆に何を求めていないのか、しっかりと見極めながらコミュニケーションを取ることが欠かせません。

慎重すぎて距離が縮まらないのも問題

とはいえ、慎重になりすぎるのも考えものです。

いつまでも敬語で話し、苗字で呼び合い、全く距離が縮まらない状態が続くと、それはそれで関係が進展しません。

「○回目のデートで手を繋ぐ」「○回目でハグ」といった決まった公式があるわけではありませんが、相手との距離感を見ながら、少しずつ自然に近づいていくことは大切です。

真剣交際、そして成婚に向けて、お互いの気持ちを確認し合い、信頼を深めていく中で、スキンシップも自然に生まれてくるものです。

迷ったらカウンセラーに相談を

スキンシップのタイミングで悩んだら、遠慮なくカウンセラーに相談してください。

「次のデートで手を繋いでも大丈夫でしょうか?」 「相手の様子はどうですか?」 「雰囲気的にハグしても良さそうでしょうか?」

こういった相談は、決して恥ずかしいことではありません。

カウンセラーは、これまで多くのカップルを見守ってきたプロフェッショナルです。お相手の結婚相談所とも連絡を取り合っていますので、お相手の温度感や気持ちをある程度把握しています。

判断に迷う時は、一人で抱え込まずに気軽にご相談ください。

成婚される方に共通していること

JOYマリッジ.comで成婚退会されていく方々には、共通する特徴があります。

それは、お相手の気持ちを何よりも大切にする姿勢です。

自分がスキンシップをしたいという気持ちももちろん大切ですが、それ以上に「相手は今どんな気持ちだろう」「相手にとって心地よいペースはどれくらいだろう」と考えられる方が、真剣交際へ、そして成婚へと進んでいかれます。

スキンシップに限らず、会話の内容、デートの場所、LINEの頻度など、すべてにおいて「相手への思いやり」を持ち続ける方が、素敵なご縁を掴んでいらっしゃいます。

焦らず丁寧に関係を築く

結婚相談所での婚活は、一般的な恋愛と比べてスピード感がありますが、だからこそ、焦りは禁物です。

仮交際はお友達の段階。過度なスキンシップは控えましょう。 真剣交際でも、相手の気持ちを第一に考えましょう。 「少し物足りないくらい」が最適な距離感です。 迷ったらカウンセラーに相談しましょう。

お相手の価値観を尊重し、関係を大切に育てていくこと。それが、最終的には成婚への最も確実な道になります。

あなたの婚活が、素晴らしいご縁に恵まれますように。JOYマリッジ.comは、全力でサポートさせていただきます。

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