こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
つい先日、会員様からプロフィール写真を新しく撮影したいというご相談をいただきました。この時の会員様の考え方に、私は本当に心を打たれたんです。今日は、このエピソードを通じて、婚活における写真の本質的な意味についてお話しさせてください。
相手を想う気持ちから生まれた決断
会員様が写真を新調しようと考えたきっかけは、ヘアスタイルと髪の色を大きく変更されたことでした。実は、この方は既に多くの方から興味を持っていただいており、お申し込みは100件を優に超えていたんです。
それなのに、なぜ新しい写真が必要だと感じたのでしょうか。会員様はこう話してくださいました。「実際にお会いした時、今の写真と印象が変わってしまっていたら、お相手の方を困惑させてしまうかもしれませんから」
お見合いの機会を増やすためではなく、出会う相手のことを第一に考えての決断。こういった配慮ができる方だからこそ、婚活もスムーズに進んでいくのだと思います。
新しく撮影した写真は、正直申し上げてIBJのプロフィール写真の見本として使えるレベルの素晴らしい出来映えでした。元の写真も魅力的でしたが、今のご本人をしっかり表現し、かつ相手に誠実に向き合おうとする姿勢が写真からも伝わってくる、そんな一枚になりました。
結婚相談所の婚活では、たった一枚の写真が持つ影響力は計り知れません。しかし、見た目の良さ以上に重要なのが、実物とのギャップを作らないという配慮です。この会員様は、その本質を深く理解されているからこそ、お見合いでも良好な関係を築けることが多いのだと思います。
プロの視点で見る「良い写真」の定義
撮影後、スタジオで写真を選ぶ段階でのことです。会員様は「選択はすべてお任せします」と仰っていましたが、やはりご本人の意見も伺いたいと思い、お好きな写真を選んでいただきました。
すると、私が良いと考えていたものとは全く異なる写真を選ばれたのです。理由を尋ねると「一番写りが良いと感じたから」というお答えでした。
確かに、その写真はポーズも決まっていて、表情も完璧。記念撮影や個人的なポートレートとしては、私も迷わず同じものを選んだでしょう。
しかし、ここで大切なのは「何のための写真か」という目的意識です。そこで、改めて目的に立ち返って考えてみませんかとご提案しました。
婚活のプロフィール写真に求められるのは、その方の人柄や親しみやすさが自然に伝わること。そして、実際にお会いしてみたいと思わせる魅力があることです。こうした視点で見直してみると、やはり私が推薦した写真のほうが適しているのではないか、という結論に会員様も至られました。
表情の柔らかさ、顔の角度、自然な笑顔の度合い、背景とのバランス。これら全ての要素が組み合わさって、その方の印象が形成されます。婚活のプロフィールを作る際は、このような細部まで意識することが重要なのです。
等身大の魅力こそが最強の武器
どんなに素敵に撮れた写真でも、実際のご本人と大きく異なる印象を与えてしまっては意味がありません。むしろ、お見合いの場で「写真と違う」という落胆を招いてしまうリスクさえあります。
私が結婚相談所のカウンセラーとして常に心がけているのは、会員様の魅力を最大限に引き出すことです。ただし、それは決して実物以上に「盛る」ことではありません。その方が本来持っている素敵な部分を、適切に表現することだと考えています。
婚活では、写真で関心を持っていただき、プロフィール文章で興味を深めていただき、そしてお見合いで実際にお会いする、という流れがあります。この一連の流れの中で、一貫性を保つことが何よりも重要です。
写真の時点で安心感と好印象を与え、実際にお会いした際には「写真の印象そのままの素敵な方」あるいは「写真以上に魅力的な方」と感じていただける。これが理想的な状態です。
今回の会員様のように、相手の立場に立って考え、ありのままの自分を誠実に表現しようとする姿勢は、婚活を成功に導く上で非常に重要な要素です。
プロフィール写真を撮る時、あるいは手持ちの写真から選ぶ時には、ぜひ「実際にお見合いでお会いする瞬間」を想像してみてください。その視点こそが、素敵な出会いへの第一歩となるはずです。
JOYマリッジ.comでは、会員様一人ひとりの魅力を最大限に引き出し、理想のパートナーとの出会いをサポートしています。写真選びから、プロフィール作成、お見合いのフォローまで、丁寧に寄り添ってまいります。


