こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
「付き合って3年目なのに、彼は結婚の話を避けている気がする」「私は結婚を意識しているのに、彼の態度がどこか曖昧」――こんな風に感じている20代後半の女性は、実はかなり多いんじゃないでしょうか。このモヤモヤには、実ははっきりとした根拠があります。
最近Yahoo!ニュースで紹介された調査データは、多くの女性が感じていた違和感を数字で示してくれました。20代女性で結婚したいと考えている人の割合は66%です。ところが同年代の男性を見ると、20代前半では40%、20代後半でも51%しか結婚に積極的ではありません。
つまり、あなたが「そろそろ結婚について考えたい」と思っている時期に、彼は「結婚はまだ先でいいんじゃない?」と感じている可能性が高いということです。この10〜20%の意識差が、結婚したくてもできない状況を作り出しています。
交際中なのに結婚に進めない――データが語る50万人の謎
もっと驚くべきデータもあります。20代で「恋人がいる」と答えた女性の人数が、男性より50万人以上も多いという調査結果です。普通に考えればカップルは男女同数のはずですよね。この大きな差は一体何を示しているのでしょうか。
専門家の分析によれば、この差を生む要因は「一部の男性による掛け持ち交際」「既婚者の偽装」「女性だけが交際していると思い込んでいる」という三つです。特に問題視されているのが、スマホアプリの普及で、モテる一部の男性が複数の女性と並行して関係を持ちやすくなった環境の変化です。
「自分だけの彼氏だと信じていたら、実は他にも相手がいた」「独身のはずが実際には家庭があった」――こうした話は、もはや珍しくありません。アプリでの出会いは独身証明が不要なので、こういった問題が起きやすい構造になっています。
しかもこの状況で損をしているのは女性に限りません。恋愛が苦手な7割の男性たちも、一部のモテる男性による寡占状態のせいで「結婚したくても相手に出会えない」という問題を抱えています。本来ならマッチングできるはずの真面目な男女が、すれ違ったまま年齢を重ねていく――これが今の婚活市場の現実です。
「彼からのプロポーズ待ち」が、あなたの人生設計を狂わせる
「長年付き合っているのだから、いずれ彼がプロポーズしてくれるはず」と信じて待ち続けている女性も少なくないでしょう。しかしゼクシィの統計では、「女性からプロポーズするのもあり」と回答した男性が74.6%もいることが分かっています。これを別の角度から見れば、自分から主体的にプロポーズできる男性は約3割しかいないということです。
「プロポーズは男がするもの」という常識に縛られて待っているだけでは、状況は動きません。彼があなたとの結婚を希望していても、どう切り出せばいいか分からずに時間が経ってしまうパターンは本当に多いんです。
昔の日本社会では、職場の年配者が「そろそろ結婚を考えなさい」と声をかけてくれる文化がありました。その後は、社交的な人が企画する合コンなどが出会いを提供し、カップルを後押しする役割を果たしていました。恋愛も結婚も、周囲のサポートがある「チームプレー」だったわけです。
ところが現代ではこうしたサポート役がほぼ消滅しました。社交的でモテる人たちは、手間のかかる合コンを開催するより、アプリで手軽に相手を探す方を選ぶようになったからです。結果として、恋愛も結婚も完全に「個人任せ」になってしまいました。そして個人で成功できるのは、元々恋愛に強い3割の人だけなんです。
「そのうちプロポーズしてくれるだろう」と2年、3年と待機している間に、20代という貴重な時間はどんどん消費されていきます。そして30代、40代と年齢が上がっていくと、今度は立場が入れ替わります。女性の結婚意欲が下がる一方で、男性の結婚意欲は上昇していくというデータがあるんです。女性にとって最も有利な20代を逃してしまうと、その後の婚活はどんどん厳しくなっていきます。
結婚相談所という現実的な選択――ミスマッチを解消し、確かな出会いへ
これらの統計データが示しているのは、現代の結婚難が「若者の価値観の変化」などではないということです。結婚を望んでいる男女は今も一定数存在しているのに、出会う機会がない、または出会っても結婚に繋がらないという構造的な障壁があるんです。
だからこそ、本気で結婚を考えているなら、初めから「結婚前提の出会い」が保証されている場所を選ぶべきだと私は思っています。結婚相談所、特にIBJのような大規模ネットワークに加盟している相談所なら、独身証明書や収入証明書の提出が義務付けられています。つまり既婚者が混ざる心配はなく、全員が本気で結婚を目指している人たちだけの環境が整っています。
さらに結婚相談所には仲人がいます。かつて職場の先輩や合コンの幹事が果たしていた「縁結び役」と「背中を押す役」を、現代では私たち仲人が務めています。男女の意識のズレを理解した上で、それぞれに適したアドバイスを行い、成婚まで寄り添う――これは個人の婚活では絶対に得られないサポートです。
「いつか自然に結婚できるだろう」と何となく期待しているだけでは、時間ばかりが過ぎていきます。20代という二度と戻らない時期を無駄にしないために、今こそ行動を起こす時です。結婚相談所は「追い詰められた時の最後の選択肢」ではなく、実は最も確実で合理的な方法なんです。





