こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。
お見合いが成功し、いよいよ仮交際がスタート。「やっと良い方と出会えた」と喜んだのも束の間、なぜか相手の反応が冷たくなり、最終的に交際終了となってしまった。そんな経験はありませんか?仮交際中に何気なく発した一言が、実は相手の心を離してしまう原因になっているかもしれません。
多くの方が「自分では良いことを言ったつもりなのに」「相手のことを思って言ったのに」と感じていることでしょう。しかし、仮交際という微妙な段階では、言葉選びひとつで関係性が大きく変わってしまうのが現実です。
今日は、仮交際を失敗に導いてしまいがちな危険な言動について、カウンセラーとして多くの会員さまを見てきた経験をもとに解説いたします。これらを知っておくことで、せっかくの良いご縁を逃すことなく、真剣交際への道を歩んでいただけるはずです。
重すぎる愛情表現「あなただけです」が引き起こす問題
仮交際でよくある失敗パターンの筆頭が、早すぎる独占欲の表現です。「他の人とはもう会っていません」「あなただけを見ています」といった発言は、言う側は誠実さのアピールのつもりでも、受け取る側には大きなプレッシャーとなります。
なぜこのような言葉が問題となるのでしょうか。まず理解していただきたいのは、仮交際とは「お互いをもっと知りたい」という段階であり、恋人関係ではないということです。IBJシステムにおいて、仮交際では複数の方と同時にお会いすることが認められており、これは双方にとって当然の権利です。
相手はまだ「この方とこれからどんな関係を築いていけるだろう」と様子を見ている状況なのに、一方的に「特別な存在」として扱われると、戸惑いを感じてしまいます。「まだそんな段階じゃないのに」「重たく感じる」という反応につながりやすいのです。
このような発言をしてしまう方は、「真剣さを伝えたい」「他の人よりも優位に立ちたい」という気持ちが強いのだと思います。その気持ち自体は理解できますが、仮交際では相手に安心感を与えることの方が重要です。「この人と一緒にいると楽しい」「価値観が似ている気がする」といった基本的な相性を確認し合う時期だからです。
愛情や特別感を伝えるのは、お互いが真剣交際を選択してからが適切なタイミングです。仮交際では、適度な距離感を保ちながら、相手が「もっとこの人のことを知りたい」と思ってくれるような関係づくりを心がけましょう。
不安の表れ「私って魅力無いですか?」という質問の危険性
仮交際が進む中で、自分の立ち位置が気になり、つい相手に確認したくなる気持ちはよく理解できます。しかし「私って魅力的に見えますか?」「他の方と比べてどうでしょうか?」といった質問は、相手を困らせるだけでなく、あなた自身の印象を悪くしてしまう可能性があります。
このような質問を受けた相手は、どう答えればよいのか分からなくなります。正直に答えるわけにもいかず、かといって嘘をつくのも気が進まない。結果として当たり障りのない返答をするしかなく、「面倒な人だな」という印象を与えてしまいかねません。
さらに問題なのは、このような質問が「相手に評価を求めている」という構図になってしまうことです。自分の価値を相手の言葉で確認しようとする行為は、相手にとっては負担以外の何物でもありません。「自分のことは自分で判断してほしい」と感じる方がほとんどでしょう。
もし不安に感じることがあっても、相手に質問するのではなく、自分自身を振り返ってみてください。「今日のデートで相手は楽しそうにしていただろうか」「自分は相手の話をしっかり聞けていただろうか」といった建設的な自己分析の方が、関係性の改善につながります。
不安になる気持ちの根底には「選ばれるかどうか心配」という思いがあります。しかし、その不安を相手にぶつけるのではなく、自分がより魅力的な存在になるための行動に向けることが大切です。相手にとって居心地の良い存在になることを目指しましょう。
身勝手な要求「もっと頻繁に会えませんか?」の落とし穴
仮交際中に相手ともっと時間を過ごしたいと思うのは自然な感情です。しかし「もっと頻繁に会えませんか?」「私を優先してスケジュールを組んでもらえませんか?」といった要求は、相手にとっては負担でしかありません。
忘れてはいけないのは、仮交際はお友達としてお付き合いしている段階であり、お互いに複数の方と並行してお会いしているということです。また、結婚相談所で活動している方々は皆さまお仕事を持っていらっしゃいます。限られた時間の中で、仕事と婚活のバランスを取りながら活動しているのが現実です。
そのような状況で、自分との時間を優先するよう求めるのは、相手の立場を理解していない身勝手な行為と受け取られても仕方ありません。学生時代のように自由に時間が使えるわけではありませんし、新しいお見合いの予定や他の方との仮交際も並行して進めている可能性があります。
このような要求をしてしまう背景には「自分が一番になりたい」「相手の優先順位を確認したい」という気持ちがあるのでしょう。しかし、真剣交際に進んでいない段階では、そのような特別扱いを求めるのは時期尚早です。
大切なのは、相手が貴重な時間を割いて会ってくれていることに感謝の気持ちを示すことです。忙しい中でも時間を作ってくれる相手に対して「ありがとうございます」と伝えることで、「思いやりのある方だな」という好印象を与えることができます。
また、限られた時間だからこそ、その時間をいかに有意義に過ごすかが重要になります。長時間一緒にいることよりも、短時間でもお互いが楽しめる質の高い時間を作ることに集中しましょう。
仮交際成功のための心構えとポイント
ここまでお話しした3つの言動は、どれも状況を好転させることは決してありません。むしろ、相手の気持ちを離してしまう原因となってしまいます。
仮交際の成功は、あなたがどのような姿勢で臨むかにかかっています。情熱的な気持ちは大切にしながらも、冷静で戦略的なアプローチを心がけることが重要です。
IBJのデータを見ると、成婚される方の特徴が見えてきます。成婚者は平均約9ヶ月の活動期間で、交際期間は約4ヶ月という短期間で結婚を決断しています。これは、適切なタイミングで適切な判断を行い、効率的に関係を発展させているからです。
さらに、成婚者と退会者を比較すると、成婚者の方が積極的に活動していることが分かります。男性で4倍、女性で2.5倍多くのお見合いを行っており、主体的な姿勢が成功につながることがデータからも証明されています。
仮交際を成功させるために心がけていただきたいポイントは以下の通りです:
相手との程よい距離感を維持し、急ぎすぎないこと。自分の不安や焦りを相手に押し付けず、建設的な自己改善に向けること。相手の置かれている状況や立場を理解し、思いやりを持って接すること。複数交際が基本ルールであることを受け入れ、その中で選ばれる存在を目指すこと。自分磨きに励み、相手にとって魅力的な人になる努力を続けること。相手が時間を作ってくれることへの感謝を忘れないこと。そして、量より質を重視した時間の過ごし方を意識すること。
結婚相談所での婚活は、感情に流されやすい恋愛において、客観的で効率的なアプローチを可能にしてくれます。専門カウンセラーのアドバイスを受けながら、適切な行動を取ることで、理想のパートナーとの真剣交際、そして成婚という目標に着実に近づくことができます。
仮交際は、将来のパートナーかもしれない方との大切な時間です。焦ることなく、相手を尊重する気持ちを持ち続けながら、自然な関係性を築いていってください。相手に安心感と心地よさを提供できる方が、最終的に真剣交際に選ばれるのです。そして、その積み重ねが成婚という幸せな結果につながっていくのです。
婚活でお困りのことがございましたら、JOYマリッジ.comまでお気軽にご相談ください。一人ひとりに寄り添ったサポートで、あなたの成婚をお手伝いいたします。



静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.com
